カブス今永昇太は「こんな人」…大学時代からの先輩 DeNA戸柱恭孝が語った「凄さと敬意」
戸柱恭孝は駒大時代、1年だけだがバッテリーを組んだ。大学4年時に今永が1年生として入ってきた。
のちにDeNAで再びコンビを組んだ先輩の目には、メジャー移籍1年目から15勝をマークする活躍をした後輩の姿はどう映っているのか。
「やっぱり、応援はしてましたけど、本当に彼の頑張りですし、一人で海を渡って、周りに日本人投手が誰もいない状態でやったので、本当にすごいなと思います。大学の後輩ですけど、今はもう本当に尊敬しているというか、すごいなと。ずっと応援しています」
今永の活躍を支えるのは、直球の質の高さだ。
シーズン序盤の5月上旬には、MLB公式サイトが「時速92マイル(148.1キロ)の速球は、いかにしてMLBで最も価値のある投球となったのか」と題する記事を発表。「平均球速はメジャーの平均以下にもかかわらず、メジャー最高ランクの伸びがある」と指摘した。
今永の直球は平均で約8.6センチライジング(上昇)しており、当時のメジャー全体のランキングで3位に入るほどだった。
「大学1年生で入ってきた時に、一人だけ真っすぐの質がすごいなと思いましたから。プロに入ってもそれは感じていました」