ロッテ
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プロ初参戦の国際大会は試合直前のバスでビデオを見せられ…対策も何もあったもんじゃなかった
野球の国際大会は、長らくアマチュアの大会だった。キューバが最強の座に君臨できたのも、米国、ドミニカ共和国、日本、韓国、台湾といった野球強豪国がアマチュア選手だけだったことが大きい。そんなルールが1998年を境に大きく変化した。 ...
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「投げた瞬間、凄い音が…」ロッテ期待の左腕・本前郁也が救急搬送「螺旋骨折」とは? 過去には楽天捕手や阪神投手、ノン・スタイル石田も
ロッテの左腕、本前郁也(26)がマウンド上でしゃがみ込んだ。 20日の楽天との練習試合に2番手として三回から登板。連打を許し、3人目の打者・鈴木を迎えたときだった。初球がバックネット方向にすっぽ抜けた次の瞬間、左肩を抑えてそ...
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西武投手コーチだった八木沢荘六さんがロッテ監督に 常勝西武の緻密なデータに衝撃を受けた
1989年にドラフト4位で入団した最初の背番号は「0」だった。この年に引退した二松学舎大付高の先輩・坂巻明さんの「0」を受け継ぐことになり、感慨深いものがあった。1年目から出場機会をもらえたこともあって愛着があったが、チームが千葉へ...
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川崎球場のトイレは「戦時中の刑務所便所」…ガラガラのスタンドでは麻雀、焼肉、流しソーメン
1989年から3年間、川崎球場でプレーした。 日曜日だけレフトスタンドの観客が増える。なぜか。球場の三塁側に川崎競輪場があり、レフトスタンドの上段からレースの様子がよく見えたのだ。夕方の最終レースになると、レフトスタンドの観...
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千葉マリンスタジアム名物「突風」に泣かされた三塁守備…飛球は様々な動き方をした
閑古鳥が鳴いていた川崎球場から1992年に千葉マリンスタジアムへの移転が決まった時は、広くて新しくてきれいな球場にテンションが上がった。 しかし、当時の関東は巨人ファンが多かった。ロッテが新天地で認めてもらえるか不安だった。...
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「今年は優勝したいよね」→「なんで勝てないんだろう」が当時のロッテの体質だった
2003年にロッテはホセ・フェルナンデスという三塁手の新外国人を獲得した。 これがドラフトで若い三塁手が入ってくるなら「負けないよ」と闘志に火がつくのだが、助っ人の場合は、起用が前提の獲得だ。つまり、私は「レギュラーではない...
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兄貴分の山本功児さんが一軍監督に就任してなければ、FAでロッテを退団していた
1998年、ロッテは悪夢の18連敗こそ喫したものの、個人的には打率.296、25本塁打、86打点。OPSは.922というキャリアハイの成績を収めた。 前年の97年の開幕戦でスタメンから外された。それも本職が三塁手ではない選手...
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佐々木朗希いまはヤル気満々も…“公約”破り今オフのメジャー挑戦に現実味
5日のロッテ石垣島キャンプ。雨が降る中、佐々木朗希(22)はアップ、キャッチボールなど軽めのメニューをこなした。 練習後には室内練習場のそばで30分間の即席サイン会を開催。行列をつくった約200人のファンの色紙にペンを走らせ...
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「なんじゃこりゃ!」理髪店で目が覚め絶句…金髪姿の私を見て娘は号泣した
【前回】「もっと強いチームでやりたかった…」近藤昭仁監督はこう言い残してロッテを退団した からつづく。 ◇ ◇ ◇ 18連敗の責任を取る形で退任した近藤昭仁監督とは、実はわだかまりがあった。 ロッテの監督に...
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ロッテ佐々木朗希が戦う相手はパ5球団だけにあらず…メジャー挑戦には同僚の共感も必要
「まずは去年、一昨年の成績を超えたい。去年も満足のいく結果ではなかったので」 沖縄の石垣島で5年目のスタートを切ったロッテの佐々木朗希(22)がこう言った。 キャンプ初日のこの日はキャッチボールや投内連携などで汗を流し...
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「もっと強いチームでやりたかった…」近藤昭仁監督はこう言い残してロッテを退団した
【前回】1998年のロッテは「史上最強の最下位」18連敗のワースト記録も投打の成績はトップクラス からつづく。 ◇ ◇ ◇ 今でもプロ野球記録となる魔の18連敗を喫したロッテの近藤昭仁監督は、1998年10月8日、...
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佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた
「後からこういう選手が出てこないように……」 ロッテの佐々木朗希(22)の選手会脱退に関して、日本プロ野球選手会の森事務局長は29日、こう言って他選手の追従を危惧した。 佐々木は昨春キャンプ直前に森事務局長に自ら電話し...
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1998年のロッテは「史上最強の最下位」18連敗のワースト記録も投打の成績はトップクラス
関連記事【前回を読む】…からつづく。 ◇ ◇ ◇ 98年7月7日のオリックス戦で17連敗。翌日に18連敗を喫し、マスコミにもみくちゃにされた近藤昭仁監督が、カメラマンを突き飛ばしてしまう。翌日のスポーツ紙には「ロッ...
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佐々木朗希が抱える環境変化への適応不安…「韓国遠征6キロ激痩せ」「ベンチ裏で涙」の過去
【前回】佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは からつづく。 ◇ ◇ ◇ 素材は一流だからといって、それだけで活躍できるほど甘くはない。 選手会を脱退した上、球...
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ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由
「球団は否定しましたけど、朗希がゴネていたのは事実です」 こう言うのはロッテOB。26日に契約合意、翌27日に会見をやったロッテの佐々木朗希(22)に関してだ。 「メジャーに関しては、入団当初から球団としっかりとコミュニ...
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ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏
「ポスティングによるメジャー移籍はどうなっていますか?」 27日に契約更改、記者会見を行ったロッテの佐々木朗希(22)は今から5年前の2019年秋、ドラフト直前のプロスカウトとの面談時にこう言ってメジャー移籍に関する話題を振っ...
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勝利まであと1球から17連敗…1998年「七夕の悲劇」全真相、翌日も負けて最多連敗記録18に
【第8回 プロ野球史上ワースト連敗の舞台裏 「マリーンズのファンは世界一」と思う根拠】からつづく。 ◇ ◇ ◇ 16連敗中のロッテは3-1の九回2死一塁。勝利まであとひとりのところまできていた。 先発の黒...
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ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇
「我々には強制力がないので、無理やり引き留めることはできませんから」 いかにも困惑した声音でこう話すのは、労組・日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長である。 12球団で唯一、今季の契約を更改していないロッテの佐々木朗希(...
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ロッテ佐々木朗希「選手会をいつ脱退?」 選手会事務局長を直撃すると驚愕の新事実が!
25日発売の週刊文春で報じられた、ロッテ佐々木朗希(22)の選手会脱退。佐々木は昨年末、球団に対して「すぐにポスティングさせてくれ」と訴えたことが報じられたこともあって、波紋が広がっている。事実、ロッテとはいまだ契約更改を行っていな...
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プロ野球史上ワースト連敗の舞台裏 「マリーンズのファンは世界一」と思う根拠
●関連記事【前回】12連敗した遠征先はお通夜状態…小宮山悟さんは自ら肘に針を刺して流血しながらマウンドに立った からつづく。 ◇ ◇ ◇ 1998年7月3日。13連敗中の我がロッテは「連敗ストッパー」の小宮山悟さん...
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12連敗した遠征先はお通夜状態…小宮山悟さんは自ら肘に針を刺して流血しながらマウンドに立った
富山での焼き肉決起集会でチームの結束を固めたものの、西武2連戦も敗れ9連敗。逆転負けが5試合など接戦を落とすことが多く、味方が得点しても「いや、でもなあ……」「またひっくり返されるんじゃないか」と隣の選手と顔を見合わせる。いけないこ...
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98年6月の9連敗は逆転負け5度…抑え転向の黒木が2戦連続でやられナインが疑心暗鬼に
日本中がフランスで開催中のサッカーW杯に熱狂していた1998年6月。 ロッテは18日の近鉄戦で最終回の3点リードを守れず、痛恨のサヨナラ負け。近藤昭仁監督は抑え不在の中で4連敗を喫したチームのテコ入れとして、この試合で先発し...
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「ベンチに盗聴器があるんじゃないか!おい、探せ!」近藤昭仁監督はスクイズ外されブチギレた
17年間のプロ生活で忘れられないのは、今でもプロ野球記録となっている1998年の「18連敗」である。 この時の近藤昭仁監督は前年の97年に就任。プロ入り以来、私は有藤通世監督、八木沢荘六監督、ボビー・バレンタイン監督ら5人の...
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2005年「最初で最後のリーグ優勝」の瞬間 まさかグラウンドに立っているとは…
「バントはオレが捕るから、おまえは絶対に捕るな」 2005年、パ・リーグのプレーオフ第2ステージ。31年ぶりのリーグ優勝を目指すロッテは、2勝2敗の第5戦で3-2と1点リードで八回裏を迎える。八回表に代打で出場した私は、その裏...
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引退セレモニー前の試合で代打コールされ、ソフトB捕手の城島健司に「勝負!」と言うと…
ロッテ一筋17年。2005年9月19日、ついにその日がやって来た。 「優勝を争っている時期に申し訳ありません。私、初芝清は今季限りで引退します。体力的な問題と若手の台頭。ここで身を引こうと決意しました。残り試合、どんな場面でも...
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球団社長「活躍する選手は応援」と言及も…佐々木朗希ポスティング直訴に「時期尚早」の声
「今すぐに行かせてくれ」と言われたら、そりゃ球団も困る。 昨4日、ロッテの高坂球団社長が年始の挨拶を行い、12月にスポニチが報じた佐々木朗希(22)のポスティング直訴に言及。真偽のほどは「選手の契約については差し控える」としつ...
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佐々木朗希メジャー移籍直訴にロッテ球団社長が“条件”…歴代ポスティング投手の「平均」が示す厳しすぎる現実
ロッテの高坂俊介球団社長(41)が4日、年始の挨拶に訪れたZOZOマリンスタジアムで会見を行い、ポスティングによるメジャー挑戦の意向を球団に伝えているとされる佐々木朗希(22)に言及。「きょうは私の立場ではコメントを差し控えたい」と...
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2018、19年セ本塁打王ソトがロッテ入団! 吉井理人監督が狙う「2匹目のドジョウ」
ロッテは14日、DeNAを自由契約となったネフタリ・ソト(34)の入団が決まったと発表した。 プエルトリコ出身。広角打法を武器に来日1年目の2018年に41本、19年は43本で2年連続本塁王に輝いた。6年間で通算161発。今...
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最短で3年後オフに実現? ドジャースで佐々木朗希×大谷翔平の“夢タッグ”が実現する日
スポニチが「仰天スクープ」を投下した。 大谷のドジャース入りが決まった10日、ロッテの佐々木朗希(22)が今オフのメジャー挑戦を希望し、球団にポスティング移籍を要望しているというのだ。MLB公式サイトもこれを引用する形で「日...
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ロッテ3位・木村優人 弱小チームで育った“優男”を変えたU18野球W杯の収穫
茨城県土浦市で男3兄弟の末っ子として生まれ育った。 一家の大黒柱・父の信彦さん(48)は4トントラックの運転手をしていたが、長男の翔大さん(24=現在は日本通運でプレー)が生まれる頃に転職。義兄弟が勤めていた空調などの断熱工...