【ロッテ編】吉井監督がキッパリ「朗希は中6日で1年投げてくれればそれでいい」
5年目を迎えるロッテの佐々木朗希(22)が25日、韓国ロッテとの練習試合に先発。今キャンプ初となる対外試合で、1回を1安打無失点に抑えた。最速は154キロ。「直球はまだまだよくなる」と手応えを口にした右腕の今季の起用法を含めて、野球解説者の秦真司氏がリポートする。
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投手出身の吉井理人監督は「先発陣の整備を計画的に準備していく必要があります」と言った。
先発の疲れがたまってくるであろう時期を見越してローテーションを整備していく。とはいえ、先発3番手までは、投げてすぐに抹消というわけにはいかないから、フル回転してほしいとも。
吉井監督が先発の柱と考えているのは小島和哉(27)。そこに種市篤暉(25)と佐々木を加えた3本柱が中心になる。「去年、規定投球回を超えたのは小島だけ。中6日でローテーションを守ってくれた」と信頼は厚い。種市もトミー・ジョン手術から本格復帰して10勝。小島と並んでチームの勝ち頭となった。2人への期待は大きいが、問題は「令和の怪物」の佐々木である。キャンプ前に「メジャーに行きたい」と球団に直訴し、すったもんだがあった。