ロッテ
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結婚式の仲人を稲尾和久さんが紹介してくれた顛末
1984年から86年までの3年間、ロッテの監督を務めた稲尾和久さんは、西鉄での現役時代に鉄腕と呼ばれ、「神様、仏様、稲尾様」と称された大選手だ。 当時のロッテは、かつて西鉄が本拠地としていた福岡・平和台への移転を検討していた...
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1日に1000以上のスイングで指が固まり手が開かなくなった
1982年秋。 プロ1年目を終えたばかりの私は、川崎球場での秋季練習の初日、当時の監督だった山本一義さんに呼ばれ、「スイッチヒッターをやってみるか」と声をかけられた。 右打者としてプロ入りした私はその年、オープン戦途...
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中日に思い切って仕掛けた第7戦初回のバスターエンドラン
ナゴヤドームでの第6戦は両軍の総力戦により、延長十五回を引き分けた。同じ敵地での第7戦もロッテは先攻。積極的に動いて先制点を取ることで、こちらのペースに持ち込みたかった。この試合にきちんと合わせてくれた選手たちなら、攻めの采配にも応...
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落合さんを意識しないため相手ベンチを見ないことを心掛けた
中日との2010年日本シリーズに臨むにあたり、私は相手ベンチの様子をなるべく目で見ないことを心掛けた。「落合監督」を意識しすぎないためだった。 敵将の落合博満さんが試合中、どんな局面であっても表情を変えないことは、テレビ中継...
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ロッテ佐々木が二軍戦で3回無失点 GW一軍デビューの現実度
ロッテの井口監督によれば、予定通りなら5月上旬の一軍合流だそうだ。 佐々木朗希(19)が9日、西武との二軍戦に先発。3イニング39球を投げ、1安打無失点。直球はMAX153キロだった。試合後は球団を通じて「次はもっと長いイニ...
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ロッテ監督就任直後に打撃ケージで落合さんと交わした昔話
2010年、ロッテの監督1年目でシーズン3位からCSを勝ち上がり、落合博満さん率いる中日との日本シリーズを戦った。相手が中日と決まったときは、少し感慨深い気持ちになった。 その年のオープン戦でナゴヤドームへ遠征したとき、落合...
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落合博満さんが「ここは打つ」と言うときは必ず結果を出す
ロッテでの現役時代は多くの先輩や後輩とプレーし、さまざまな指導者にお世話になった。偉大な先輩として影響を受けた一人が落合博満さん(元中日監督など)である。 落合さんとはプロ1年目の1982年から5年間、ロッテで一緒にプレーさ...
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ロッテ佐々木が二軍デビュー「2回19球1安打無失点」の収穫
順調に階段を上がっていると言えるのではないか。2日、ファームのヤクルト戦で公式戦デビューしたロッテ・佐々木朗希(19)のことだ。 2回、計19球を投げて1安打無失点、2奪三振。この日の最速は153キロだった。 その気...
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ロッテ二軍コーチに就任 開幕半月で一軍行きを命じられた
ヤクルト入団時の監督は土橋正幸さんだった。高校を卒業後、浅草のストリップ劇場「フランス座」の草野球チームに助っ人として参加し、東京都大会で優勝。そこからプロ入りした異色の経歴の持ち主だ。江戸っ子気質でとにかく短気。みんな怯えながらプ...
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ロッテ佐々木朗希 “6割の力”で153kmを投げた現状と青写真
160キロを期待したファンは、物足りなかったかもしれない。 12日の中日戦で六回の1イニングに登板、3者凡退に打ち取ったロッテの2年目右腕・佐々木朗希(19)のことだ。 京田、阿部、ビシエドの上位打線3人に対して計1...
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ロッテ佐々木朗希がシート打撃登板も…今季はまだ“戦力外”
「怪物」の右腕がムチのごとくしなった。 ロッテの佐々木朗希(19)が5日、シート打撃に登板。打者4人に計35球を投げ、安打性の当たりはゼロだった。 この日の最速は152キロで、井口監督も「しっかり仕上がってる」と満足げ...
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澤村レ軍入団合意報道 恩師は“幻のヤンキース入り”明かす
ロッテから海外フリーエージェント権を行使した澤村拓一(32)のレッドソックス入りが決まったと、10日のスポーツ報知が報じた。3日に渡米していた澤村は現地で代理人のジョン・ボッグス氏と合流し、獲得に興味を示す6球団からのオファーを精査...
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FA澤村がRソックス入り有力 剛腕リリーバーは超売り手市場
かつてメジャーのFA投手といえば、先発から売れていくものと相場が決まっていた。抑えや中継ぎなどのリリーフ陣は、あくまでも先発の次という位置付けだった。 そんな状況が最近は変わりつつある。計算の立つリリーフ投手は先発同様、比較...
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ロッテFA澤村拓一が渡米 獲得するメジャー球団はあるのか
渡米したことが明らかになった澤村拓一(32・ロッテからFA)。周囲の関係者の話を総合すると、「今回の渡米はメジャー球団との契約に必要なメディカルチェックを受けるため」らしい。 代理人のジョン・ボッグス氏は「6球団程度の調査を...
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ロッテ佐々木 実戦登板0なのにフォーム改造の「落とし穴」
それは、キャンプインを目前に控えた1月下旬のことだった。 石垣島に先乗りしていた佐々木朗希(19)のブルペン投球のビデオを見たロッテのスカウトは仰天したという。 「佐々木の投球フォームが、昨年までとガラリと変わっていた...
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ロッテ松中臨時コーチ性格ガラリ…「硬軟指導」の評判は?
最後の三冠王が往時を彷彿させる打球をかっ飛ばした。 ■「芸術的内角打ち」を披露 今キャンプでロッテの臨時コーチを務める元ソフトバンクの松中信彦(47)。初日から自身と同じ左打者の藤原、安田らを精力的に指導すると、2日は...
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コロナ禍でロッテがキャンプを…石垣島の人たちの心境は?
ロッテは例年通り、沖縄・石垣島でキャンプイン。一、二軍の選手、コーチ陣、チームスタッフを含めて総勢100人以上が同地で汗を流す。1日は練習に先立って行われたセレモニーで中山義隆石垣市長が「無観客だが市民、全国のファンと全力でバックア...
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ロッテ清田「無期限謹慎」は選手の不倫にブレーキかけるか
これまで球界では数多くの選手が週刊誌の「餌食」になってきた。 あの清原和博の不倫話は枚挙にいとまがなく、ついには女房に逃げられた。巨人の阿部慎之助二軍監督は現役時代に年下グラビアアイドルにハマり、二岡智宏三軍監督も、かつて女...
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澤村の挑戦に追い風か…メジャーはリリーフ重要視の風潮に
メジャーはリリーフ投手の重要性が年々、増している。昨季のワールドシリーズを戦ったドジャースとレイズを筆頭に、多くのチームが小刻みな継投をするようになったからだ。 日本時間12日に合意した契約は、メジャーのそんな現状を物語るも...
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ロッテ新助っ人エチェバリアと“守備かぶり”鳥谷どうなる?
メジャー7球団を渡り歩いた「ジャーニーマン」の実力やいかに。 24日、ロッテは前ブレーブスのアデイニー・エチェバリア(31=内野手)の獲得を発表。メジャー通算922試合に出場し、37本塁打、273打点、打率・253の成績を残...
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ロッテ佐々木朗希 実戦登板ゼロの理由と「肉体の現在地」
肘の靱帯を再建するトミー・ジョン手術はプロの投手の職業病と思ったら、さにあらず。 さる医療関係者によれば「硬球を扱う中学生にもトミー・ジョン手術を行うケースがある。プロ入りするような球児はアマチュア時代から肘を酷使、プロに入...
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佐々木朗希は現状維持 OB明かす“一軍ローテは3年後”の根拠
バリバリ働けるようになるまでには、まだ時間がかかりそうだ。 14日、ロッテの佐々木朗希(19)が契約更改。現状維持の1600万円でサインした。 昨年のドラフトで4球団競合の末にロッテ入りした163キロ右腕は今季、一、...
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チェンがロッテを自由契約に 巨虎楽“金満”3球団で争奪戦
今季ロッテに途中加入していた左腕チェン・ウェイン(35)の周辺が慌ただしい。 保有者名簿から外れ、全球団と交渉できる自由契約になったからだ。 今季は4試合に登板して0勝3敗も、防御率は2・42と、4試合すべて6回自責...
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“暴れ馬”澤村につく値段は? ロッテ経由でFAメジャー挑戦
ロッテの澤村拓一(32)が11月30日、海外FA権行使の申請書類を球団に提出した。 「日米42球団と交渉が可能になったので、もちろんアメリカ移籍、ロッテ残留、国内移籍、全て考えられる中で、自分のことを一番必要としてくれる球団で...
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ドラフトに変化…強豪校以外の選手の多くが大成しない理由
これも隔世の感というのでしょうか。 僕は2012年からオリックスで3年間、15年からロッテで4年間、コーチを務めました。そこで「時代が変わったなぁ」と感じたのが、ドラフトの傾向です。 近年は僕らが聞いたこともないよう...
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最後までロッテに笑いとチームに勝利をくれた「初芝劇場」
僕がロッテでプレーしていた当時、投手陣のまとめ役が小宮山悟さんなら、野手陣は初芝清さんでした。初芝さんにはお世話になったうえ、思い切り笑わせていただきました。 初芝さんといえば、ロッテを代表する三塁手。計11シーズンで2ケタ...
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小宮山悟さんは宴席でもブルペンでも救援陣を支えてくれた
「おい、コミ!」 「はい、いま行きます!」 「コミ」とは言わずと知れた大投手、小宮山悟さん。そんな小宮山さんを呼びつけ、空のグラスを突き出し、ビールをつがせたのは……なんと、まだペーペーの若手です。 なんで若手が小...
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「和歌山の山猿」益田直也は子供っぽいのが欠点だった
前回、「石川歩は涌井秀章が移籍したことで自覚が出てきた」と書きました。ロッテでいま、抑えをやっている益田直也(31)も同じです。 和歌山県紀の川市出身で、幼少期は山の中で育った野性児。みんなから「おまえ、和歌山の山猿だろ」と...
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ロッテを襲う高年俸選手の去就問題…澤村はやはり米移籍か
パ・リーグ2位からの下克上を狙ったロッテはクライマックス・シリーズでソフトバンクに連敗。2試合連続で2点差以内の接戦を繰り広げたが、及ばなかった。 来季、この強敵を倒して優勝を果たすには、さらなる戦力強化が不可欠だが、すでに...
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ロッテの突破口になるか…ソフトBがCSで抱える“2つの重圧”
負けられないという気持ちが仇をなすかもしれない。 14日から始まるパのCS。1位通過のソフトバンクはこれまで天敵だったロッテに、10月以降は7勝2敗。今季の対戦成績は11勝12敗1分けと、大きく巻き返した。 しかし、...