よく飲みに行った小林雅英、森田芳彦さん、椎木匠を振り返る。私も酒では失敗を…
【前回】「試合中にメシ」「揚げ物は拒否」「朝までビール」…ロッテ一番の飲み仲間・小林雅英の素顔 からつづく。
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ロッテの守護神で相棒の小林雅英とは遠征のたびに飲んでいた。だいたい移動日か1試合目の夜である。
マサは350ミリリットルの6缶セットを一気に飲み干してしまうほどの一途なビール党。朝までひたすらビールを飲み続ける。
ある秋田遠征の際、しこたま飲んで宿舎に帰る前に2人でコンビニへ寄り、買い物をして部屋に戻った。すると翌日、グラウンドでマサにこう言われたのだ。
「初さん、何でオレの好きなものが分かったんですか? コンビニで買ってオレに持たせてくれたんですよね?」
私がコンビニで牛丼弁当などを買ってマサに持たせたのは正解だが、店内では普通に会話もしたし、マサが自分で選んだものだ。マサによれば、私と飲み歩いたのは覚えているが、最後の方の記憶がなく、コンビニに寄った覚えはないという。長い付き合いだが、彼が記憶がなくなったのはこの一度だけだ。