心臓血管疾患
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進化する画像診断機器を生かすにはソフトの開発も欠かせない
前回、負担の少ない低侵襲な内視鏡手術で使われる8K内視鏡を中心に、急速に進歩している画像診断機器についてお話ししました。治療や検査の真っ最中に、より高精細な画像を撮影することが可能になったハードの進化はもちろん重要なのですが、それと...
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最新の8K内視鏡は安全性を高めて手術の完成度を向上させる
今年4月、心臓の拍動による画像のブレを低減するCTシステムが富士フイルムヘルスケアから登場しました。画像処理の際に心臓の動きを推定し、冠動脈などに発生するブレを低減する技術が搭載されています。また、画像処理速度も従来の2倍向上してい...
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逆流性食道炎がある人は胸の痛みの原因をしっかり鑑別する
前回、糖尿病の人は「痛みのない心臓発作」に注意すべきというお話をしました。心臓発作は、心筋に酸素や栄養を供給する冠動脈の血流が大幅に減ったり、途絶えてしまったときに起こるもので、迅速に処置をしなければ突然死するケースもあります。多く...
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糖尿病の人は「痛みのない心臓発作」に注意したい
心臓発作は、心筋に酸素や栄養を供給する冠動脈の血流が大幅に減ったり、途絶えてしまったときに起こります。主に狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患で見られます。 心臓発作の症状は「胸痛」が多く、締め付けられる、重苦しい、焼けつくと...
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血管の老化が原因だったはずが… 脳梗塞は若年層で増えている
脳梗塞は脳の血管が詰まって血液が流れなくなる病気で、重症では命に関わりますし、体が動かなくなるマヒなど、深刻な後遺症を残すこともあります。その原因の多くは血管が硬くなる動脈硬化で、そのため血管が老化する高齢者に多い病気と考えられてき...
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心臓にトラブルを抱えている人の正しいエアコンの使い方
酷暑から解放され、朝晩は過ごしやすくなってきました。とはいえ、9月に熱中症で救急搬送された人の数を見てみると、2020年は全国で7085人、21年は2355人となっていますから、やはり注意が必要です。 熱中症ももちろんですが...
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痛風発作の後は心筋梗塞に注意! 2カ月以内の発症確率は2倍
痛風は尿酸の結晶が関節で炎症を起こす病気です。尿酸がたまりやすい体質のある人が暴飲暴食をしていると、突然足の指の付け根が赤く腫れあがり、歩くことも困難な状態になります。これが痛風発作です。医療機関では、発作を痛み止めなどで抑えてから...
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熱中症にならないためには1日3回の「体温測定」が効果的
前回、心臓トラブルがある人は熱中症になると重症化しやすいとお話ししました。このところだいぶ暑さがやわらいできましたが、9月になっても急に気温が上がると熱中症を招くケースが少なくありません。引き続き注意が必要です。 そうした高...
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心臓トラブルがある人は「熱中症」が重症になりやすい
お盆を過ぎてもまだまだ暑い日が続いています。引き続き「熱中症」への警戒が必要です。とりわけ心臓にトラブルを抱えている人は、健康な人よりも注意しなければなりません。 熱中症とは、気温と湿度が高い環境下で、体内の水分や塩分が失わ...
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非O型は要注意…知られざる血栓症「急性上腸間膜動脈閉塞症」の怖さ
動脈の血栓症は、脳梗塞と心臓梗塞に限られているわけではありません。心房細動で生じるフィブリン血栓は、大動脈から全身に送られます。また動脈硬化は全身に起こりますから、血小板血栓も、どこに生じてもおかしくありません。ただ、多くの場合、症...
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非O型のフィブリン血栓脳梗塞リスクはO型の1.5~2.0倍
血栓症の代表は、急性心筋梗塞と脳梗塞です。しかしこれらの病気は、深部静脈血栓症や肺塞栓症より、プロセスが複雑です。 「フィブリン血栓」によるものと、「血小板血栓」が引き起こすものがあるからです。 脳梗塞を起こすフィブリ...
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シールを貼るだけで血圧が測れる 生体工学の専門誌で発表
血圧測定は健康管理に欠くことができない指標です。高血圧は動脈硬化を進行させ、脳卒中や心筋梗塞などの病気の原因になりますし、重症の病気でショックと呼ばれる緊急事態になると、血圧が急激に低下することが、その発見のきっかけになります。 ...
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カテーテルを行う外科医は確実に合併症なく改善できる治療を続けることが大切
前回、「PAD(末梢動脈疾患)」と呼ばれる疾患についてお話ししました。足の血管に生じた動脈硬化によって血管が細くなり、足に十分な血液が流れなくなることで発症し、悪化すると、足に潰瘍ができたり、壊死から切断に至るケースもある病気です。...
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PAD(末梢動脈疾患)の治療は最初から「足の専門科」で受けたい
近年、「PAD(末梢動脈疾患)」と呼ばれる疾患が注目されています。足の血管に生じた動脈硬化によって血管が細くなり、足に十分な血液が流れなくなることで発症する病気です。はじめは歩行時の足のしびれや痛み、冷感などの症状が現れ、進行すると...
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「上の血圧」と「下の血圧」の差が大きいのは何が問題なのか
【Q】会社の健康診断の結果を眺めていて、ここ数年「上の血圧」と「下の血圧」の差が大きくなっているのに気づきました。問題があるのでしょうか? 【A】血圧とは、心臓から送り出された血流が血管の内側の壁を押す力のことを言います。 ...
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非O型は深部静脈血栓症のリスクが2倍以上 多数の研究で証明
フィブリン血栓は、流れが遅い血管にできやすいことが知られています。とくに足の付け根から骨盤内を通っている太い静脈や、ふくらはぎの深いところを通っている静脈が、好発部位です。それらの静脈(深部静脈)は、血液を心臓に送り返す役割を担って...
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暑い夏は立ち上がったときの急激な低血圧に気をつけたい
夏は血圧が低下する季節です。気温が上昇すると体内にも熱がこもるため、その熱を放散しようと血管が拡張します。また、汗をたくさんかくと血管内の水分と塩分が失われ、血液量が減少します。こうしたことから血圧が下がりやすくなるのです。 ...
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高血圧に有効なツボは? 代表的な3カ所を指圧すると効果的
血圧が高いことは体に悪いイメージを持つ方は多いかと思いますが、血圧が高くなること自体は必ずしも悪いことではありません。 問題は一度上昇した血圧が、下がらずに高いまま保たれてしまうことで、この状態を一般的に高血圧症と呼びます。...
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コロナ第7波で自宅療養者が急増中 死を招く「エコノミークラス症候群」に気をつけろ
新型コロナウイルス感染が再び拡大し、第7波に突入した。14日には全国の新規感染者数が9万7788人となり、都内でも7月末には新規感染者数が5万人を超えると予測されている。感染者の増加に伴って「自宅療養者」も増えている。ほとんどが軽症...
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心臓トラブルがある人は眼疾患の「緑内障」にも気を付けたい
心臓疾患が緑内障の発症と関係している──。そんな研究が日本で報告されました。 三島総合病院眼科の鈴木幸久氏らの研究では、緑内障の中でも多い開放隅角緑内障の患者581人(男性285人、女性296人)と、緑内障のない595人(男...
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腎機能が低下している人は腎臓内科医がいる病院で手術を
心臓手術を受ける患者さんに、「CKD(慢性腎臓病)」を合併しているケースが増えていることについて前回お話ししました。 心臓と腎臓は「心腎連関」といわれるくらい深い関係があり、腎機能が悪くなると血圧の管理が難しくなったり、貧血...
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「心不全」は高血圧や糖尿病の薬で治す時代になってきた
高齢化が進む日本では「心不全」の患者が急増している。2020年時点の患者数は約120万人、2030年には130万人を超えると推計されている。そんな右肩上がりの状況が続く一方、心不全に対する新たな治療薬が続々と登場している。東邦大名誉...
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心臓手術を受ける患者に腎機能障害があるケースが増えている
高齢化が加速している近年、心臓手術を受ける患者さんが、同時に「腎臓」のトラブルを抱えているケースが増えています。中でも、多く見られるのが「CKD」と呼ばれる慢性腎臓病です。 CKDは、腎臓の働きが健常者の60%以下に低下、ま...
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高血圧の予防は「何を食べるか」より「いつ食べるか」が重要
血圧は午前中に上昇しやすく、午後に低下しやすいことが知られています。血圧に限らず、ホルモンバランスや睡眠・覚醒など、体の生理的な機能はおおよそ1日の周期を持つリズムで調節されており、これを概日リズムと呼びます。食事の摂取もまた、体の...
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死亡事故も起こったロボット手術はよりたしかな安全性の検証が必要
近年、普及が進んでいる「手術支援ロボット」を使った肺がんの手術で医療事故が起こり、60代の男性患者さんが死亡していたことが5月末に発表されました。 報道によると、2020年10月に大阪の吹田市民病院で実施された「ダヴィンチ」...
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課題はあってもロボット手術はさらに応用される可能性がある
前回に続き「手術支援ロボット」についてお話しします。1999年に発売された米国メーカーの「ダヴィンチ」は、2億~3億円の販売価格に加え、年間の維持費が1000万~2000万円かかること。また、ロボットアームだからこそ可能になる複雑で...
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国産も登場したロボット手術 さらに広まるためには課題がある
「手術支援ロボット」が日本でも広まっています。1999年に発売された米国メーカーの「ダヴィンチ」に続き、2020年8月には国産初となる「hinotori(ヒノトリ)」が製造販売承認されました。現在、ダヴィンチは全国で450台以上、ヒノ...
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米国で心不全の治療に推奨された糖尿病治療薬の期待と課題
米国心臓病学会、米国心臓協会、米国心不全学会が共同で編集した「心不全診療ガイドライン2022年版」が発表され、心不全の薬物治療で「SGLT2阻害薬」の使用が新たに「推奨」として加えられました。 SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬...
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人工心臓は莫大な費用がかかる 再生医療の進化に期待したい
超小型ポンプを内蔵したカテーテル装置を心臓の左心室内に留置し、心臓のポンプ機能を補助して血流を維持する新しい補助人工心臓について、前回お話ししました。 人工心臓はいまも進化を続けていて、さらなる小型化が実現すれば、心臓が全身...
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アルコールと関係ない「脂肪肝」は心血管疾患リスクもアップさせる
飲酒が関係しない脂肪肝「NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)」は、進行して悪化すると肝硬変や肝臓がんにつながる危険がある。しかもそれだけではなく、心血管疾患の大きなリスク因子にもなるという。東邦大学名誉教授で循環器専門医の東丸貴...