「禅の教えに学ぶ 捨てる習慣と軽やかな人生」枡野俊明著

公開日: 更新日:

 モノだけでなく、情報や人間関係まで、すべてが過剰になりがちな現代にあって、「自分に本当に必要なものは何か」を見極めて生きることが、人生を豊かにする第一歩だと著者は説く。「何を残し、何を減らすか」という「引き算」の生き方を禅の思想に学ぶ指南書。

 体のメタボと同様に心のメタボにも注意が必要だという。その症状は、現状に満足することなく「あれも欲しい、これも欲しい」と目につくものすべてを手に入れようとすること。心のメタボを治すにはまず「知足」、足るを知ることだと説く。「本来無一物」の人間は、何も持たずに生まれ、何も持たずに旅立つもの。シンプルに生きるために「手放す・減らす・整える」コツを伝授。(朝日新聞出版 580円+税)



【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出