「首都直下地震」平田直著

公開日: 更新日:

 首都直下型地震と、それがもたらす社会への影響を最新の地震学の知見とともに解説するサイエンス・テキスト。

 東京都を中心にした150キロ四方範囲では、過去100年間に阪神淡路大震災をもたらした地震と同じマグニチュード(M)7程度の地震が5回発生していることが分かっている。世界的に見ても関東地方は地震が極めて多い地域なのだ。現在想定されている首都直下型地震の断層は19タイプ。そのうち首都中枢への影響が最も大きいと考えられるのが「都心南部直下地震」だという。

 しかし、M7クラスの地震はどこで起きるかはまったく分からない。地震予知の可能性から首都直下型地震への備えまで。最新の情報とともに、今何をすべきかを説く。(岩波書店 760円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭