「スケートボーイズ」碧野圭著

公開日: 更新日:

 大学3年の冬、和馬は1年ぶりにリンクに戻り、練習を再開する。フィギュアスケートで連盟の強化選手だった和馬は、全日本選手権を前に故障。競技をやめるつもりで就職活動も始めていた。

 しかし、翌年の全日本選手権で、幼馴染みで同じコーチに習っていた光流が、絶対王者として君臨していた神代を下して優勝。音信が途絶えていた光流に祝福のメールを送ると、思いがけず当人から電話がかかってきた。光流の言葉に励まされ、和馬は全日本選手権を目指し、練習を再開したのだった。6月、大学のスポーツ新聞部に所属する将人は、関東学生選手権を取材中、1年生のときから見てきた和馬の演技の変化に気づく。

 男子フィギュアスケートを舞台にした青春小説。(実業之日本社 574円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動