(13)果たしてお佐那に勝ち目はあるか
家に戻るその帰り道、権之助らは茶屋に入った。甘味が好きなお勝は団子を頼むが、権之助はどうにもその気になれない。湯呑みを口に運ぶ手も時折止まる。
あの後妻を相手取り、果たしてお佐那に勝ち目はあるものか。
そりゃうわなり打ちに勝ち負けはないが、おりょうにしてやられる…
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