著者のコラム一覧
森高夕次漫画家・漫画原作者

1963年、長野県生まれ。コージィ城倉のペンネームで89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。原作を務める「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした異色の野球漫画としてベストセラーに。

高校野球をテーマに漫画を描きながら痛々しくて甲子園を楽しめない

公開日: 更新日:

 甲子園に出るような学校はメンタルトレーニングも重要視されていて、あるチームは真夜中に山へ登り、懐中電灯ひとつを持って頂上から駆け下りる練習をしている。大ケガする危険を顧みず、わずかな明かりを頼りに木々をかき分けてひたすら走るという。

 高校野球の名門PL学園高校出身で、レギュラーとして甲子園出場経験もある新人作家が野球部時代の出来事を描いている。「Dモーニング」に掲載中のなきぼくろ氏による「バトルスタディーズ」だ。寮では睡眠時間3時間、アラームをかけずに朝4時44分にパチッと目を覚まし、同部屋の先輩を起こす。1年生は、先輩に対して「はい」か「いいえ」としか言ってはいけない。そんな「掟」が紹介され、16~18歳の少年たちが「仁義なき競争社会」の中で格闘する姿が垣間見える。

 グラウンド外では、全国の野球エリートを巡って、高校同士による過当なスカウト合戦もある。寄付を募るなどしてプロ顔負けの最新鋭の練習設備を持つ学校もある。大人の思惑が絡んだ汚い部分が透けて見える。“自由競争”が容認されすぎている風潮には疑問を感じていて、「選手獲得は隣接する都道府県のみ」などの一定の歯止めをかけてもいいと思っているほどだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 4

    柴咲コウの創業会社が6期連続赤字「倒産の危機」から大復活…2期連続で黒字化していた!

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 7

    世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路

  3. 8

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  4. 9

    「フジテレビ問題」第三者委員会の報告会見場に“質問できない席”があった!

  5. 10

    「Nスタ」卒業のホラン千秋にグラビア業界が熱視線…脱いだらスゴい?