巨乳アイドルだったホーン・ユキさん 今は現場のガードマン
「元女優の名前を生かしてクラブやパブのママをやったら楽なのに、ってよくいわれます。でも、水商売は向いてないと思うし、男っぽい仕事の方が合ってるんでしょう」
天気に大きく左右されるキツい仕事だ。
「真冬は携帯カイロを制服の中に入れても、体の芯から冷えますね。反対にカンカン照りの夏は、体感温度が40度を超えるのはザラ。だけど、四季の移ろいを肌で感じながら仕事ができるのは、案外楽しいもんですよ。工事期間が長い現場だと、ご近所の方と顔見知りになるんです。幼稚園に通ってたお子さんがランドセルを背負うようになり、私服の小学生がキリッとした学生服に変身したり……。挨拶を返してもらえると、ウキウキした気持ちになります」
実はホーン・ユキさん、去年から銀座のライブバー「まじかな」で歌と朗読のライブを始めた。そのきっかけも今の工事現場だった。
「そのお店のオーナーさんの自宅がこの近くにあり、お散歩で通られてるうちに、“もしかして、キミは……”ってことになりましてね。シュークリーム時代のワタシを覚えていらっしゃったんです。日に焼けて真っ黒だったんですが、ハハハ」