2度の脳梗塞克服しステージ 西城秀樹の支えは「3人の子供」
「気を付けていたのに再発したことに、西城さんはとてもショックを受けたんです。そのうえ、10円玉を並べたりするような、まるで幼稚園児がするようなリハビリをしなくてはならず、そんなことさえうまくできないことに絶望し、うつ状態になり、『死んじゃいたい』と思うほどだったそうですよ」(芸能ライター)
■息子とサッカーするのが夢
しかし、そんな“どん底”から這い上がり、現在は毎朝9時に近所の公園に行き、散歩やストレッチをしている。その後は30分から1時間、言語のリハビリのために本の音読をする。粘り強いリハビリのおかげで、コンサートを再開するまでに回復し、この4月は6回、5月は12回と、全国を飛び回っている。
「もとはアイドルスターなので、不自由な体で人前に立つのはつらいでしょう。その精神力はなかなか真似できない。そのうえ、西城さんはおしゃれで使いやすいリハビリグッズがあればいいのにな、とか、デザインできないか、といったことまで考えているようです。たくましいですね」(芸能ライター=前出)
ヒデキがそこまでがんばれるのは、まだ小さい子供たちの存在があるから。ヒデキは1度目の脳梗塞を発症する2年前の01年6月、46歳で17歳下の元OLと結婚。現在、中学2年の長女を筆頭に、年子の1男2女がいる。
右半身マヒのヒデキはただ立っているだけでも大変なのに、サッカーを始めた息子の相手をすることを夢見ているという。
ヒデキのがんばりはなかなか真似できないが、励まされる同年代は多いにちがいない。