「朝の太陽まぶしくて」…末期がんの今井雅之が語っていた夢

公開日: 更新日:

 この日、普段なら開口一番発する「押忍!」の声は最後まで聞かれなかった。

 30日、大腸がんのため降板していた舞台「THE WINDS OF GOD」のゲネプロ(通し稽古)を前に会見を開いた今井雅之(54)。

 集まった報道陣に「座ったままですみません」とかすれた声で頭を下げ、「これが精いっぱいの声で……マイク通してますけど、聞こえてますか?」「これ(降板は)はドクターストップと自分の判断。事務所の意向じゃなく自分の判断で降ろさせてくれと……」と語り、病状は「末期がんの『ステージ4』」だと明かした。

 現在は入院中で、抗がん剤治療は2クール目に突入。「今はフルーツしか胃に入らない状態」だという。看病する妻のことを聞かれると「『早く浮気できるくらい元気になってね』と涙ながらに言ってました。家内が一番ツラいんじゃないですか」と語った。

 最後には「秋に映画を撮るので、秋まではもたせてくれと神様にお願いしてます。宗教はあんまり信じないんですけどね。(大腸がんだと)発表してから、変な宗教の勧誘がいっぱい来たけど」と“今井節”で笑わせたが、一般的に大腸がんの「ステージ4」の5年生存率は15%ほどだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由