歌謡界きっての“左党”あべ静江さん 酒の失敗は生涯2度だけ

公開日: 更新日:

 それでも2回、大失敗したことがあるんです。

 最初は30代の前半。私のデビュー曲「コーヒーショップで」やセカンドシングルの「みずいろの手紙」の作曲を担当してくださった、三木たかし先生のホームパーティーでした。アルコール度数75・5度のラム酒、ロンリコを1杯ではなく、いーっぱい飲んでいたら、途中から記憶がなくなって……。

 翌朝、マネジャーに聞いたら、罰ゲームで負けてもいないのに自分から進んで飲み出したり、司会者を無視してビンゴゲームを仕切ったり。随分テンションが上がってたらしい。

 おまけに、翌朝起きて自宅のリビングに行ったら、トマトエッグを食べた形跡と、空の缶ビールが……。

 先生のお宅からフラフラになってマネジャーと帰宅し、あまりの空腹にレシピの説明をしながら、自分で作って、冷蔵庫にあったビールをマネジャーに勧め、飲んでから寝たみたい。

■一気飲みは封印中

 2回目は12年前。元モー娘。の保田圭ちゃんの卒業公演直後の打ち上げパーティーでした。この時の主役はテキーラ。公演が凄く良くて、感動の余韻を引きずり、止まらなくなったんです。

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