元「古井戸」加奈崎芳太郎さんは42年ぶりにCHABOとデュオ
■義父の介護のため長野の拠点を移す
無精ヒゲに白いものが混じっているとはいえ、髪はフサフサ。シャツの着こなしもオシャレで、とても66歳には見えない。
「ハハハ、今も現役。年寄りくさくしちゃいられない。年間80カ所ぐらいでライブをやってた50代のころに比べれば減ったけど、今年も30カ所は回るよ」
また、去年8月から諏訪地域のコミュニティーラジオ「エルシーブイエフエム」で音楽情報番組「加奈崎芳太郎のDig it」のパーソナリティーを担当している。
「時事ネタを含んだオレなりの本音トークがウリじゃない。“昔の深夜放送を聞いてるみたい”ってコアなリスナーからメールが来る。インターネットサイマル放送だから、パソコンやスマホがあれば世界中で聞けるってのが今風だね」
ところで、なぜ諏訪なのか?
「75年に結婚した嫁さんの実家が諏訪市内に800年続く旧家なんだよ。義理のお父さんの介護のために、99年、東京からこっちに活動拠点を移した。気候もオレが生まれた札幌に似てて、今じゃすっかり諏訪の人間だよ」