明日は仕事あるのか? 有吉弘行が苦しんだ事務所への電話
売れていた頃からぜいたくをしていなかった有吉には最高7000万円の貯金があった。だが、税金や生活費でどんどん削られていき、収入がないのでジリ貧の生活が続く。食事は1日1食のみ。閉店間際のスーパーで250円の見切り品を買い、飢えをしのいだ。
それだけ追い詰められていたらバイトでもすればよさそうなものだが、「あいつ、落ちぶれたな」と世間の人に蔑まれるのを恐れてバイトすらできなかった。この時期のことを振り返って有吉は語っている。プライドなんて早く捨てておけばよかった。プライドよりカネだろ、と。
そのほかにも、「断食は3日まで」「近所の炊き出しの場所は把握しておけ」「貯金残高は心の余裕のバロメーター」など、本当の地獄を見てきた有吉にしか語れない重みのある金言が満載。あの捨て身の毒舌芸ににじみ出る絶対的な説得力は、このどん底暮らしで培われてきたのだ。