TV出演本数“有吉超え”の年間3位 ハライチ澤部なぜ人気?
3位にランクインしたのは意外な芸人だった。
15日、「2015タレント番組出演本数ランキング」(ニホンモニター調べ)が発表された。昨年、初のトップとなった「TOKIO」国分太一(41)が2連覇で653本に出演。「バナナマン」設楽統(42)も前回に続いて2位(556本)。それぞれ朝の帯番組と多くのレギュラー番組を持つとあって納得の結果だが、3位に入ったのは帯番組を持っていないにもかかわらず、458本に出演した「ハライチ」澤部佑(29)。
「志村の時間」(フジテレビ系)ではコントメンバー、「あさチャン!」(TBS系)ではコメンテーターと幅広い分野で活躍し、11年から4年間トップ3をキープしてきた有吉弘行(41=今回は6位に後退)を抜いて昨年の圏外から一気に3位に食い込んだ。
一発屋でもなければ、見た目も地味……。まだ20代で比較的「若手」とされるが、テレビはなぜ澤部を欲するのか。芸能リポーターの川内天子氏はこういう。
「彼の立場はツッコミですが、毒気のないツッコミで返すのに加え、一度自分でボケてから返す、もしくはイジられてツッコむというスタンス。こういうマイルドなツッコミはなにかと世知辛い今の世の中にはちょうどいいのかもしれません。決して主役タイプではないですが、程良いさじ加減が調整できる器用さがあるゆえに使い勝手がいいので、2番手には最適。若手芸人にしては珍しくガツガツしていないのも重宝される理由のひとつ。ガツガツしすぎないのは、結婚相手が社長令嬢(大手クリーニングチェーン「白洋舎」)という事情もあると思います。キャラに生活感が出ず、余裕があるので、さりげなく振る舞える。これからも主役を支えるスーパーサブとして仕事は増えていくでしょう」
時代が澤部を求めていた。