飲み比べは無敗 女流棋士・万波奈穂さんの底なし酒豪伝説
広島に到着してすぐにチェックイン。それから囲碁の仕事に向かい、市内の繁華街・流川で打ち上げになって、ついつい誘われるまま3次会。お開きになったのは深夜2時過ぎでした。
ところが、帰るべきホテルは平和大通り沿いとしか覚えてなかったんです。大通りへ行ってみたら、通り沿いにはシティーホテルやビジネスホテルがたくさん並んでるではないですか。しょうがないから、順々に入ってフロントで確認しての繰り返し。でも、すぐにビンゴにはならなくてね。結局、判明したのは4時くらい。
真冬で結構、夜風は冷たかったのに、酔っていたせいか、おかげさまで風邪はひかなかったものの、翌日、イベント関係者に話したら、大笑いされました。
家系的には母方の祖父がめっぽう強くて、ウイスキーをストレートでグイグイ飲むタイプ。父も晩酌は欠かしませんでした。
■幼少期から塩辛や干し草をおねだり
幼い頃の私は父が晩酌してると、そばに行ってツマミの塩辛や干し魚をねだっていたそうです。それで家族は「いずれは飲んべえ」と思ってたらしく、成人してその期待に見事に? 応えてしまいました。姉の佳奈(四段、元女流棋聖)も嫌いではないのですが、量はさほどではないんです。