息子に面会、謝罪も…高畑淳子がたどる“三田佳子の10年”
「三田さんの場合は息子が3度事件を起こしていますから、復帰の時間も長引きましたが、一方が薬物事件だったのに対して、今回はより重い性犯罪。解決するまでに相当の時間を要するのは三田さんの場合と同じだと思います。何より似ているのは2人とも息子を甘やかしすぎたこと。三田さんの場合は“息子に小遣いを月50万円あげている”と言って世間をさらに過熱させてしまいましたが、高畑の甘やかしぶりは相当なもの。昔の2世俳優だったら、雲の上の母親との共演なんて恐れ多くて考えられないことでしたが、高畑はむしろ“仲良し親子”を強調するように同じ土俵に立たせていた。世間から見れば“冗談じゃない”ですよ」
早速、仕事にも影響が出ている。高畑は現在3本のドラマと数々のバラエティー、NHK「スタジオパークからこんにちは」の不定期MCを務めているが、まずは29日放送分の「スタジオパーク」の出演を辞退したことが伝えられている。同様の事態が今後は続々だ。
「三田さんの場合は息子の不祥事が発覚した段階で7本のCMを降板しました。高畑の場合、現在出演しているCMは5本。いきなり降板はないにしろ、次回の契約更新はゼロになると思います。さらに役柄の変更も必至です。現在出演しているドラマのうち1本は警察官役ですが、これはもう無理でしょう。さらに当たり役となった『ドクターX』での毅然とした看護師役などもできなくなりますね。当然、いいお母さん役もハマるわけがなく、徐々に役柄が狭まってくるはず。さすがに三田さんのように“画面から消える”ことはないかも知れませんが、役柄の修正、スポンサーからの信頼回復などで、落ち着くまでには、やはり10年はかかると思います」(前出の肥留間正明氏)
専門家によれば息子・裕太容疑者の量刑は4、5年の実刑が妥当という。
母親が座らされる針のムシロはその2倍以上の月日になりそうだ。