<第5回>自費6億円を投じた寄席は経営不振で4年で閉館
昭和7(1932)年生まれの5代目三遊亭円楽(本名・吉河寛海)は東京・浅草の出身で、実家は浄土宗の寺院、易行院(通称・助六寺)。幼いころは病弱で、腎炎、結核との闘病を経験し、太平洋戦争中は東京大空襲に遭遇した。
戦後、上野の鈴本演芸場で落語を見た吉河少年は、「戦争ですべ…
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