劇作家・秋元松代の名作 舞台にみなぎるエロスと残酷と聖性
兵庫県立ピッコロ劇団「かさぶた式部考」
日本の演劇界を代表する劇作家・秋元松代には伝承伝説を題材にした土俗的な作品群があり、この「かさぶた式部考」も日本各地に伝わる「和泉式部伝説」を基に、社会の底辺に生きる人々の哀しみと魂の救済を描いたもので、最高傑作といわれる「常陸坊海尊」に比肩する名作だ。1969年の初演以来、上…
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