ドラマ不発 「五代様」引きずるディーン・フジオカの苦悩
ダブル主演の武井咲が放送前にデキ婚を発表。「いい宣伝になった」との見方もあったが、武井効果は薄く、このまま下がり続ければ、低視聴率で話題を独占した夏ドラマ・真木よう子主演の「セシルのもくろみ」(フジ系)の二の舞いにもなりかねない。
今回のドラマはタイトル通りコミカルな役。いまだに強く残る「五代様」のイメージ打破に向けての役との見方もあるが、裏目に出た感も否めない。「雷様」には眠狂四郎、「杉様」も遠山の金さんという代表作があり、どちらも主役ということもあり、シリーズ化。その間に雷様は現代物、杉様は歌手としても活躍の場を広げ、人気を不動のものにした。
ディーンも今年は報道番組の出演や、歌手としてライブ活動も始めたが、人気は安定していない。テレビ関係者によれば、「いまだに五代様のイメージが強く、端正な顔が役を制限している」という。役のイメージで売れて、脱却に苦労するのがドラマの世界。有村架純も朝ドラ「ひよっこ」のイメチェンを図るべく、映画で大胆なベッドシーンに臨んでいる。「人の気持ち」を人気という。人気を不動にするのに近道はない。