復活もある? 引退発表は安室流“奴隷解放宣言”という見方
「天皇の生前退位によって平成から新元号に改元されようとしているタイミング。今の流れでいうと、安室奈美恵は平成を代表する顔、アイコンになる。昭和のアイコンが山口百恵であったように。平成を振り返るスペシャルでは特集されるでしょうし、新しい元号になっても語り継がれていくでしょう」
となると、百恵さんがそうであるように、引退後も復帰説や待望論が続いていくのだろう。先週のNHK特番「安室奈美恵 告白」で、安室は「引退の文字がちらついたのは20代後半の時ですね。歌手の安室奈美恵というのがちょっと分からなくなった」とし、「(5年前の)20周年にリアルに引退が目の前に来た。すべてをやり尽くした気がした」などと語っている。この年に5大ドームツアーを行っており、その達成感から引退を決意したという見方が報じられているが、前出のテレビマンはこう続けた。
「前事務所と独立騒動で揉めて、それで嫌になってしまったというところはどこも触れていない。印税の配分や報酬、多い時で年間80本ものコンサートが組まれるハードスケジュールに耐え、『これは奴隷契約』と弁護士を立てて独立に動いたことを報じられたのが3年前、安室が37歳になる2014年でした。グッズ売り上げなどで揉めた揚げ句、ようやく独立後も、これまでの大ヒット曲の原盤権などはいまだに前事務所にあるという説も取り沙汰されている。売れるまでタダ同然で働かされたり、売れたら売れたでコキ使われる。独立も邪魔され、独立後も前事務所に儲けを持っていかれるといった現行の芸能界のシステムから完全に手を切るための引退という部分はあると思います。逆に見れば、手が切れて、まっさらになれば、また歌う可能性はあるのではないか」
引退発表は安室流の“奴隷解放宣言”なのかもしれない。