財産分与も円満 橋幸夫「74歳の決断」と超熟年離婚の勝算
「年をとれば長年連れ添った相手と最期までと考えるのが普通でしょう。けんかばかりだとしても、ここまで来たのだから諦めもつくというもの。橋さんのところも、事務所を長年切り盛りしていたのは奥さんだし、このまま添い遂げると大方が見ていたと思います」
だが、今振り返ってみると、離婚への布石ともみられる動きもあったという。
「たとえば、かつて大所帯だった個人事務所。体制が一新され、奥さんの名前が経営陣から外れているんです。もうひとつ、昨年2月に会社名が変わり、再出発した際に規模がすこし大きくなっている。このあたりのことと、今回の離婚劇は無関係じゃないかもしれません」(前出の関係者)
■夢コンサートで大人気
一体なにがあったのか。ある音楽ライターはこう言う。
「橋さんをはじめ往年のスターたちは今、ちょっとしたブームなんです。夢グループが主催し、中高年に大人気の夢コンサートで、橋さんは主役級の人気ですから。もちろんギャラはピンで舞台に立っていた頃まではいかないけれども、1ステージでたとえば100万円だとしても、CDの売れないこの時代なら御の字。夢コンサートは、たくさんのスターさんが一堂に会するので、1ステージで多くても2~3曲歌えばいい。それならば、月4回出演したとしても体力的にそれほどの負担はありません」
つまり、こういうことか。往時を知るファンのおかげで橋幸夫はまたぞろ売れっ子となり、普通なら多少の不満はあっても添い遂げる夫婦関係を我慢せずに解消してしまった――。さすが昭和の歌謡スター。74歳超熟年離婚の次は、電撃再婚もあるかもしれない。