山口ネタを長時間…国分「ビビット」驚異の視聴率の皮肉
情報番組やワイドショーは連日、TOKIO山口事件報道で大騒ぎである。そのフロントランナーといえるのが、同グループメンバーの国分太一(43)が司会を務める「ビビット」(TBS系、平日8時~)だ。
事件が発覚した翌日(4月26日)の放送回では視聴率4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマーク。瞬間最高視聴率に至っては9.3%(同)をたたき出した。15年春にスタートした前身の「白熱ライブ ビビット」から2~3%台の超低空飛行を続けていただけに、驚くような結果である。
もちろん、TOKIOのメンバーである国分自身が語る言葉の重みは他番組にはないウリといえるが、もうひとつの勝因は尺の長さだ。山口をのぞくメンバー4人が会見を開いた翌日(3日)には番組放送時間1時間54分のうち、1時間半以上を山口ネタにあてる力の入れよう。
「そのおかげで7.8%という驚異的な数字を記録し、翌4日も5.5%と大健闘した。さかのぼれば、事件発覚後の4月30日は5.4%、5月1日は4.5%、2日は4.7%と、4~5%台をキープし続けている。これが何を意味するのかといえば、メンバーの国分が涙し心情を吐露すれば数字が稼げるということに他ならない。番組制作陣にしてみれば、まさに棚からぼた餅でしょう」(民放キー局関係者)