恋愛感情は二の次、三の次…節約と生活防衛のために「早く結婚する」という選択肢
今春、東大と東京芸大を卒業した男女のカップルが〈卒業しました&結婚しました〉と画像付きでXで報告。そこそこバズっていた。
末永くお幸せにという話だが、〈昔からエリートの人達って結婚早いよね〉〈ハイスペ(ック)にとっては学生時代に配偶者を見つけるのが普通になるだろう〉なんてコメントも目立つ。
さらに〈大手勤めの友人が多いからか25(歳)までに結婚を決める人が男女ともに本当に多い。晩婚化とは?〉なんて指摘もあるのだが、そこにちょっと誤解が……。
厚労省の人口動態統計によると、2023年の平均初婚年齢は夫が31.1歳、妻が29.7歳で、晩婚化が進んでいるとされるが、それはあくまで平均値。結婚情報サービス会社のマネジャーがこう話す。
「内閣府の男女共同参画局のサイトにも書かれていますけど、実際の最頻値=結婚が最も多い年齢は、女性が3歳、男性が4歳ほど平均値より若いんです。一部の中高年の結婚が平均値を上げているだけで、アラサーで結婚する人が多いというわけじゃない。ハイスぺックかどうかというより、学生時代からとか、社会人になってすぐ付き合い始めて、数年経って女性は26歳、男性は27歳ぐらいまでに結婚というのは今も昔もよくあるパターンというわけです」