小出ショックはどこへ…株主たちの半端ない“アミューズ愛”

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 大手芸能事務所の「アミューズ」が24日、東京・両国国技館で第40期定時株主総会を開催。昨年は当時所属していた俳優・小出恵介(34)による17歳少女との飲酒&淫行騒動があり、物々しい雰囲気の中で開かれたが、今回は株主による小出に関する質問など一切なかったという。01年9月のナスダック上場以来、同社株を保有し続けている福山雅治ファンの40代女性が言う。

「私をはじめ株主の多くは“アミューズ愛”に満ちている。今期(18年3月期)は営業収入、営業利益、経常利益ともに前期より減り、芳しくなかったけれど、経営状況や業績や配当金の動向以上に自分たちが応援するアーティストや会社全体を応援する株主はことのほか多い。ファンクラブだって、福山と星野源とベビメタ(BABYMETAL)のトリプルで掛け持ちなんて人も珍しくない。小出クンのことは残念でしたが、今後もアミューズを応援し続けたい」

■イベントにはサンプラザ中野くんらが登場

 報道陣にも公開された総会閉会後の株主向けのイベントは2100人が出席し、大盛り上がり。同社の所属アーティストであるTEAM NACSメンバーで俳優の安田顕(44)は、「凄いアーティストさんがいっぱいいるのに、どこの馬の骨とも分からないような私がねえ」などと自虐交じりの挨拶で会場の笑いを誘っていた。この日のトークショーは、5年続く雑誌「SODA」の連載企画に準じた“ピロートーク”形式。フリーアナウンサーの中村仁美(39)と、田中みな実にもらったというおろしたての生成り色のパジャマで登場したサンプラザ中野くん(57)の3人で展開し、爆風スランプの名曲「Runner」(88年)がヒットした背景について語った。“ニッチバンド”が初めて大衆ウケを狙った勝負曲は、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ系)のある企画の応援歌として使用され、大ヒット。それ以降、現在に至るまで支持されている理由について、サンプラザ中野くんは「小学校の運動会で流れると、無垢な子供たちは走る歌なんだと刷り込まれる。ありがたい」などと語っていた。

 サザンオールスターズを筆頭に、ふっとい顧客をつかむ大手芸能事務所のパワーたるや半端じゃない。

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