EXILE加入前の葛藤も赤裸々に 自叙伝が話題のAKIRAを直撃
「よくこんなやつについてきてくれたな、と思うようなダメな先生でした……。当時、EXILEの各メンバーの弟分たちがたくさん習いに来ていて、彼らは東京のダンスシーンで名を馳せている者ばかりでした。逆に僕は上京したてで知名度はイマイチ、クラブに行けば生徒のほうがゲストダンサーでその界隈では有名人。地位が逆転するという“ネジレ”がありました。そんな現状も受け入れ、スタジオ運営の傍らクラブイベントなどで下積みをし、東京のダンスシーンでも認められるよう努めました。おかげさまで今では当時の生徒がLDHの社員としてサポートしてくれています」
■あえてアナログな自分をさらけ出す
20代前半は熱くダンスに取り組みつつも、週1回は原因不明の高熱や、過呼吸になるというデリケートな一面もあった。
「エナジーの出し方がわからなかったんです。力任せに走っていたし、ろくな飯すら食えなかったですから。また、週1の高熱はEXILEのダンススタジオという看板を背負っている責任やプレッシャーも大きかったですね。EXILEがナメられちゃいけないって思って」