著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

国技のアホ騒ぎより世界情勢も気にしとかないとと思ったら

公開日: 更新日:

 トランプ大統領の国連総会の演説だ。ヤツこそ自国が最大の利益を得ることしか考えてないから大したものだ。国益のための「米国第一主義」だけに徹すると世界中に言いふらした。夜の銀座の大通りで性器を放り出して、「どおや、オレはこれで何人でもいってまうで」と酒の回った赤ら顔で与太っているハレンチ男と変わらんぞ。

「株式相場は歴史的な高水準!」と豪語した。株なんて社会の底辺の実相とはまるで裏腹だ。ヤツは株取引が好きなだけで銀行と投資家と仲がいいだけのこと。「失業率も50年ぶりの低さ」だと。そんなもの、ほんの少し下がっただけだろ。「大型減税もやった」と。ハリウッドのロケバス運転手は35歳で子供が3人いて、日本より税金も高く、息子を大学に行かさないとブルーカラーのまま差別されて食いっぱぐれるし、でも、授業料もバカ高いから撮影仕事も休めないと嘆いていた。最高所得税率は米国で40%ほど。でも、それは金持ちの特権でオレたちは苦しい限りだと。

「貿易の不均衡で中国に仕事を奪われ、6万の工場が失われたから許さない」とも。自国でモノを作る知恵がなかった結果だろが。日本も自国製を作るのをとっくに忘れた国だが。

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