NHK紅白司会の行方は 紅組は“綾瀬はるかvs広瀬すず”の様相
そろそろNHK紅白歌合戦の司会者・出場歌手が発表される時期だが、今年は調整が難航しているようだ。昨年、一昨年の紅白の責任者であるエンターテインメント番組部長を務めたA氏にセクハラ騒動が発覚し、内容が大幅に見直されそうなためだという。
A氏は、チーフプロデューサーを務めた2009年に、矢沢永吉のサプライズ出演とスーザン・ボイルの来日出演を手がけた。16年は宇多田ヒカルを初出場に導き、昨年は引退を発表した安室奈美恵を表舞台に引っ張り出した実績がある。
「A氏の口癖は“しっかりした番組を作れば数字(視聴率)は後からついてくる”。仕事が早く、演出力にもたけていましたが、何より交渉力がズバぬけていました。もっとも、敵も多かった。彼が人気歌手を担ぎ出したことで落選の憂き目に遭った演歌系事務所、バラエティー系の大手事務所からは好感を持たれていなかったといいます」(業界関係者)
局内でA氏の左遷をうかがう動きもあったといい、それが今回のスキャンダルにつながったとの見方もある。
A氏は今年6月の定期異動で“編集局主幹”という遊軍的な閑職に追いやられたが、NHKが懲戒解雇などのさらに厳しい処分を下さなかったのは、A氏の太いアーティスト人脈が、いずれ必ず役に立つ時が来るという確信があったためのようだ。