西内まりやにも直接オファー インスタ“一本釣り”が一般化
■代理店不要論まで
起用する側もメリットは大きい。「代理店やキャスティング会社が要らなくなりました。オーディションを開く手間も省けるし、インスタの動画で本人の技量が一目瞭然ですから余計なバイアスがかかった選別に惑わされることもない」(レコード会社)
しかも、芸能プロや代理店などの中間搾取がないため、一般的に演者の実入りもいいのだとか。自身の実力をダイレクトに伝えられるインスタがはやるのも当然だろう。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「インスタはプロフィルや事務所の力など関係なく、より早く、正確に実力が伝わるツール。ワールドワイドで可能性の限界がないから、ハリウッドから個人オファーも夢ではありません」
インスタのおかげで芸能界は実力主義&ボーダーレス化が進んでいる。メジャーの新人王・大谷翔平のように日本人タレントの海外流出が心配になる日が来るかもしれない。