メイン視聴者は主婦層…加藤綾子“フジ夕方の顔”への不安
フジの夕方のニュース枠はまさに“鬼門”。15年4月には17年間続いた「スーパーニュース」を終了させ「みんなのニュース」を開始。テコ入れを図るも、視聴率1%台の日もあるなど低迷し番組は打ち切り。18年4月からスタートした「プライムニュース イブニング」では、メインに決まっていた元NHKの登坂淳一アナのセクハラ問題が発覚し、一度も画面に登場することなく降板。開始直後も反町理解説委員のパワハラ問題が取り沙汰され、視聴率も低迷。結局、番組開始から1年で打ち切られることになった。
■報道は素人
そんな“呪われた枠”に挑むカトパンだが、「選挙特番」などを除き、これまで報道キャスターの経験がほとんどないことも不安要素のひとつ。女子アナ評論家の松本京也氏はこう見る。
「『めざまし』などの情報番組、大物MCのバラエティー番組、スポーツ番組など何でもソツなくやってきたので、報道も器用にこなすと思います。しかし退社して約3年、またも古巣でのレギュラーというのは彼女のキャリア的にどうなんでしょう。退社時の決めごとがあるのかも知れませんが、報道キャスターをやるなら、他局で勝負して欲しかったですね。意外と小さく収まってしまった印象です」
“フリーアナ飽和状態”の今、人気アナといえども、現在レギュラーは「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)があるぐらい。帯番組のキャスターは“おいしい”仕事かもしれないが、低視聴率で打ち切りなら“カトパン”ブランドに大きな傷が付くことになる。