「いだてん」苦戦に落胆 中村勘九郎を支える"賢妻"前田愛
こうした愛夫人の努力が実ってようやく完成したのが黒く精悍な顔つきで引き締まった肉体の金栗四三だった。だからこそ、「いだてん」の低視聴率に愛夫人は落胆を隠せないのだろう。
もっとも、愛夫人は「数字が取れないのは全て私の責任!」とひいき筋を前にけなげにもこう漏らしたとも伝えられる。
「夫の顔に泥を塗るわけには絶対にいかない!」という梨園の妻としての強い思いがあるのだろう。愛夫人のつらくて苦しい長い一年間は始まったばかりだ。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)