「いだてん」苦戦に落胆 中村勘九郎を支える"賢妻"前田愛

公開日: 更新日:

■体脂肪率25%→10%を支援

 勘九郎が本格的に“役作り”に入ったのは2017年夏くらいだったという。勘九郎本人と演出家との打ち合わせで“25%程度ある体脂肪を10%前後にまで落とす”と約束を交わしたそうだ。1年強の間に体脂肪を半分以下に落としマラソンランナーらしいビジュアルをつくり上げるためだった。それから勘九郎の壮絶ともいえる減量の日々が始まった。それは勘九郎をサポートする愛夫人の壮絶な闘いの始まりでもあった。

 “断食”をすれば、すぐに目標は達成できただろう。ただ、強硬手段を取ればリバウンドの恐れがある。「いだてん」の仕事そのものを失う危険性があった。

 そのため愛夫人は、専属トレーナーと相談し、徐々に体に運動負荷をかけていく方針を決めたという。具体的には毎日8キロのロードワークと2時間程度のウオーキング。さらにエアロバイクも購入し勘九郎に自宅でペダルをこがせ続けた。

 愛夫人は食事面のサポートも続けた。有名アスリートを顧客に持つ管理栄養士から助言を得て、肉料理を減らした。家族4人で定期的に出掛けていた外食の機会も、ほとんどなくなったといわれる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された