そこでしかできないことへの“こだわり”がヒット商品を生む
【法則10】自分の強み知る
ネットとの差別化が難しくなり、テレビはネットに取って代わられそうな状況だ。
しかし、多くの人気番組を手がけてきたヒットメーカーの小松純也(52)は、テレビにしかできないモノにこだわって番組を作っているという。
「テレビの強さって何だろうということは、自分も含めて、いまテレビマンは真剣に考えたほうがいいなと思いますね。テレビの強みのひとつは、圧倒的にマスだということだと思います。多くの人が同じモノを見ているという状況をつくりだせる。と同時に、いま起きていることを速報で日本中に伝えられることでしょう。スポーツ中継がまさにそうですよね。皆が固唾をのんで見守る状況を提供できる。バラエティー番組を作ってきた自分は、なんとかバラエティーでそれをやれないかと考えています。なにが起きるか分からない状況を視聴者がドキドキしながら見られるバラエティーを作ったら、絶対にヒットすると思う。ただ、まだいい方法が見つかっていません」
いま、小松が練っている企画の一つも、テレビにしかできないモノだという。