「ラジエーションハウス」好調支える窪田正孝の“前髪”演技
「あのヘアスタイルは、原作漫画『ラジエーションハウス』の主人公にかなり寄せてきたな、という印象ですね。その甲斐あって、原作ファンからは『イメージ通り』と評判は上々のようですよ」(テレビ局関係者)
ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏はこう言う。
「窪田さんといえば大きな目が印象的ですが、ときにその特徴的な目ばかりが際立ってしまうことも。ドラマの主人公・五十嵐は、とにかくじっと画像を見つめるシーンが多い。その際に、あの長い前髪が非常にいい小道具になっているように思えるんです。前髪が五十嵐の表情にちょうどいいあんばいの陰影をつくることで、今から天才的な読影が始まるのだと視聴者に緊張感を与えるように感じるんですよ」
そんな五十嵐が、幼い頃から一途に思い続ける医師・甘春杏(本田翼)の前ではデレデレふにゃふにゃの態度に。
「窪田さんは重い前髪を上手に意識しながら、まるで小さい男の子みたいなピュアな表情をつくり上げていますよね。使えるものは前髪でも何でも使う、さすがの役者魂だとうならされます」(山下真夏氏)
医療の現場目線で見るとナシ。だが、窪田の演技を際立たせるドラマの小道具としては、あの前髪は大いにアリということなんだろう。