ストーカー対策に本腰 アイドルの低年齢化と事務所の苦悩

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 芸能界入りを夢見てオーディションを受け、見事合格。しかし地方出身者の場合だと、見知らぬ土地である東京での不安いっぱいな一人暮らしが突如として始まってしまう。ましてやアイドルの場合、オーディション合格者のほとんどが未成年なのだから、親の心配は尽きないだろう。

 大人気グループ「欅坂46」の最年少メンバー山崎天を見かけたという女性が語る。

「顔を見られないよう自分のつま先を見るように首を下に曲げて歩き、でも場所が分からなくて不安なのか時おり立ち止まり顔を上げてキョロキョロし、また下を向いて歩き出す。不思議な動きをする女の子がいるなと思ったら、山崎天ちゃんでした。六本木ヒルズの映画館前で人混みがすごかったのですが、一人だけ浮いて輝いて見えるくらい可愛かったですね」

 先日14歳になったばかりの山崎は大阪出身で、乃木坂や日向坂を含めた坂道グループ全体でも最年少。加入から1年が経っても、まだ東京に慣れない面もあるのだろう。芸能関係者が語る。

「アイドルの低年齢化が進んでいますが、地方出身者の場合の東京での生活はさまざまな危険を伴います。坂道グループでは、メンバーをケアするマネジャーの増加に力を入れつつ、警察に協力要請までしてストーカー対策にも取り組んでいます。ただし、オフに家から出るなというワケにもいかないので完璧を期すことはなかなか難しいのが現状です」

 メンバーがファンに暴行された「NGT問題」の二の舞いだけは許されないだけに、事務所側の苦悩は続く。

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