嵐がこけら落としに 新国立“音ダダ漏れ”で周囲にファン殺到
内部の大歓声で嵐の登場がわかると嵐ファンたちは一斉に競技場とコンサートの音をスマホで録画開始。トークの詳細までは聞こえないものの、4曲全て歌声が聞こえた。パフォーマンスが終了すると何人ものファンが競技場に向かって一礼する礼儀の良さだった。
■アラシックの新たな“聖地”に
「仙台から来て大満足。これで外にスクリーンでもあって、パブリックビューイングできたらいいのに」(40代女性)と語る女性は、大学生の娘と親子で参戦。ジャニーズのコンサートは、リハーサルですら限られたスタッフしか見られないという厳重セキュリティーで進められるだけに、これだけしっかり聞こえる場は貴重なのだ。
「(競技場が)隈研吾デザインのおかげです。活動休止まで嵐のコンサートはそう簡単に当たらないと思うので、また来ると思います」(30代女性)と興奮で頬を赤らめるファンも。
近隣の飲食店も「今までよりよく聞こえるね。昨日からリハーサルのドラムの音が聞こえてましたよ」と音漏れ具合に太鼓判だった。
国立競技場は嵐にとって毎年コンサートを行ってきたホームグラウンド的存在。屋根ナシ、空調ナシ、維持費が高いなどが問題視されているが、音漏れ含め、アラシック(嵐ファン)の“聖地”になることは確実だ。