“インテリ芸人”カズレーザー「理想の上司」で2位の必然
1位の内村にも通じるが、確かにクールなインテリ芸人のカズレーザーにも、いきなり声を荒らげそうなイメージはない。ミスをしても理路整然と指摘しそうだ。
「パワハラやモラハラなどのハラスメントを起こすリスクが低いので、この手のタイプは、企業にとっても“理想の上司”でしょう。もちろん、知識と経験に裏打ちされた指導力は必須ですが、感情的に『おまえ、何やってんだ!』と怒鳴りつける上司では困る。若い社員もそれは承知しているので、怒鳴られても『マネジメント能力が低い』としか思わない。打たれ弱くて心が折れるというより、『感情論は時間の無駄』とやる気を失いがちです」(経済ジャーナリスト・岩波拓哉氏)
ちなみにカズレーザーは自身が「バイセクシャル」であることを公言しており、「LGBT」にも通じている。
「差別的なタイプは企業にとっても“厄介者”です。フラットに物事を見られる管理職が求められています。あくまでイメージですが、カズレーザーさんは求められる条件を、かなり持ち合わせているでしょう」(岩波拓哉氏)
真っ赤な衣装も、個性を認める懐の深さの表れと言えなくもない。2位に選ばれても不思議じゃない、むしろ当然ということか。