槇原敬之に初犯時「芸能界は甘い」と勘違いさせたものとは
だがしかし、槇原については苦言を呈したい。99年に一緒に逮捕された元事務所社長の男性と20年以上の同居生活を続けていた。執行猶予3年の判決の後、約1年でアルバムを発売し、それが、それ以前と変わりなく売れたのだった。
その時、僕はせめて記者会見を行って、反省の弁を述べるべきだと思ったが、それは行われなかった。1年でのアルバム発売は制作期間を考えると、ほとんど活動しない期間はなかったと言ってもいい。
しかも、パートナー男性が2年前に覚醒剤で逮捕された際、事務所として「元社長は個人的に薬物を使用したもので、槇原にも事務所関係者にも関連はない」と平然とコメントしていた。僕は、薬物を断固拒否するため社長を解任したのだと思っていたが、今回の逮捕でそうではなかった可能性がある。実際、元社長とのパートナー解消は「彼以外、愛せない」という新たなパートナーができたためだったと伝えられる。考えてみれば、槇原にとって「芸能界は甘い」ところだった。
あの時、衆人環視の下で頭を下げていたら、言い方は悪いが、さらし者になったという屈辱を感じてくれていたら……。あの女優にもそんな危険はないだろうか……。