語るも涙の「花嫁の父」残酷物語 連れてきたのはウガンダ
「よかった……でも、その人15歳年上なの……」「えっ、40過ぎの中年男!? そんなやつに手塩にかけた娘を奪い去られるのか……」と一瞬、頭に血が上る自分を感じたが、幸せそうにほほ笑む娘の顔を見て「う、うん……そうか、おまえがいいと思うんなら……いいんじゃないかな」と動揺を隠して、さきほどと同じ言葉を返したのだった。
その、おまえがいいと思うんならの男こそ、何を隠そう、公称115キロでつねにムシャムシャと何かを食っているから口元が脂でテカテカと光っているウガンダさん(写真左)であったのだ。
ウガンダさんを娘に紹介されたその瞬間、父は、その場で舌を噛み切って自決しようと決めた(と、俺は思うんだけどなあ……)。いったい父はどのような悪行を重ねたというのだ!? いや、実際そんなコトなど一切ないのに、この後を知れば、あなたもそう考えざるをえないと思うのだ……。
数年後、下の娘が「会ってほしい人がいる」と一人の男を紹介した。父親の前に立つその男は、頭を角刈りに揃え、頬を東北出身者と思わせるほどに赤く染めた、たけし軍団のラッシャー板前(同右)であった。