俺が総裁を務める「プロレス軍団」知ってますか?
クル、クル、クル、カタ~ン! さて、今回俺の人生ルーレットはどの時代に? オッ、四角いリングの真ん中に立っているぞ、俺!!
お~、ということは今もプロレスファンには語り草になっている、1987年12月27日の両国国技館の新日本プロレス乱入? あの日、TPG(たけしプロレス軍団)は最強の刺客ビッグバン・ベイダーを引き連れ、国技館へ……そして、俺とガダルカナル・タカちゃんはリング上であのアントニオ猪木に挑戦状を叩きつけたのだった。
その暴挙に満員のプロレスファンの怒りは一気に沸騰し、リング上のわれわれ2人に向けて、ありとあらゆるモノが放り投げられ(その時、ダチョウ倶楽部もプロレスファンとしてモノを投げつけていたのを後日知る)、あわや暴動となるところであった……いや、実際、国技館のいたるところがファンにより壊され、それにより新日本プロレスは貸し出しを無期限で禁止されている(結果的に1年2カ月)のだから、暴動騒ぎはあった! が正しいのか?
で、俺は頭に血がのぼった観客に向かい、「あんたらアントニオ猪木の逃げる姿を見に来たのか? あんたら猪木を卑怯者にしていいのか?」と恐るべき挑発的な声を張り上げたのだったが……アレ?なんで? 目の前にいるの、猪木さんじゃないよ? ってか。会場も両国国技館よりかなりコンパクトだし???