恋つづ成功の佐藤健が意識する“キャリアかぶり”の吉沢亮
一方、吉沢は11年放送の「仮面ライダーフォーゼ」(同)で注目を集め、19年にNHKの朝ドラ「なつぞら」も経験した。
「確かにキャリアは佐藤の方が少し上ですが、吉沢に対する業界の評価は2年前にベルリン国際映画祭に出品され国際批評家連盟賞を受賞した映画『リバーズ・エッジ』あたりから急上昇しています。この作品をきっかけに吉沢には海外からも出演依頼があるようです。共演者と必ずといっていいほど演劇論を戦わせる小栗旬も『あいつ(吉沢)の芝居には一点の曇りもない。そしてこっちが思わず見とれてしまうくらい奇麗な顔をしている』と絶賛しています。この1、2年で佐藤と吉沢の立場は逆転しました」(テレビ関係者)
もっとも、“恋つづ”をきっかけに佐藤が始めたユーチューブチャンネルはすでに登録者が130万人を突破。恋つづ自体も成功させ、猛烈に巻き返しを図りつつある。この勢いを維持すれば再逆転も難しくないはずだ。
ただ、同じ所属事務所の俳優が連続して大河に出演することはない。佐藤が大河に出演するとしても23年以降になる。佐藤にとっては長い戦いとなる。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)
※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区