今の政府は本当に性格が悪い 日本中が窒息し始めてんだぞ
ドケチ政府が英断を下すとは思えないし、こんな時は映画でも見て時を待とうと部屋の棚を見上げた。ローレンス・カスダン監督の「白いドレスの女」。これはエロくて、練られた脚本にサスペンスが山盛りで興奮しそうだ。B・ランカスターやジャンヌ・モロー主演の独軍対レジスタンスの死闘巨編「大列車作戦」は退屈しのぎにもってこいか。ついでに、ケネディ暗殺事件の謎解きにもう一度付き合ってみるか。トランプのデタラメ独裁政治につながった今のアメリカが改めて分かるかもだ。巨匠J・クルーゾーの懐かしの傑作「悪魔のような女」もワインでも飲みながらどうだろ。
いや待て。鬼才テレンス・マリックの劇場未公開の殺人逃亡劇「地獄の逃避行」を忘れてたぞ。その横にジーン・ハックマンの「ナイトムーブス」も発見。「俺たちに明日はない」を届けてくれたアーサー・ペン監督の70年代の探偵物だ。いや、それなら「フレンチ・コネクション」が一番の気晴らしになりそうだが。この際、CGなしの全編猛烈カーチェイスが見られる「ダーティ・メリー クレイジー・ラリー」に酔ってみるかと決めかけたら、日活が命懸けで予算をなげうった3部作9時間半の超大作「戦争と人間」も見つけた。これは日本が丸見えになった映画だ。
今の政府はほんとに性格が悪い。何もハッキリさせないままやり過ごしてきた国だ。