“笑える刑事ドラマ”「警視庁・捜査一課長」の珍テンション
「確かにコントのように、お約束のフレーズやシーンが、きっちりと決まっていますからね。大岩一課長が『必ず星を挙げる!』とゲキを飛ばし、集合した刑事たちが大声で『はい!』と応える。あの瞬間は、テレビの前で思わず『はい!』と同じように応えてしまう人が多いでしょうね」と笑うのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。
他にも、大岩の愛猫であるビビの愛くるしさを楽しむ“ビビちゃんタイム”や、妻・小春(床嶋佳子)の何げないひと言が事件解決のヒントになるなども、お約束。前出の山下氏は、中でも毎回笑ってしまう大のお気に入りシーンがあるんだとか。
「大岩一課長の上司である笹川刑事部長の登場シーンです。演じるのは個性派俳優でお馴染みの本田博太郎さんですが、この笹川刑事部長、とにかくクセが強い。捜査に行き詰まった大岩一課長に毎回ヒントをくれるものの、そのヒントも“ちょっと何言ってるか分からない”。笑わせにきているようにしか見えない笹川刑事部長に対して、大岩一課長は『申し訳ありません!』などと直立不動で真面目な顔で対応する。コントよりコントっぽいですよ」