コロナ禍だって創意工夫 他人よりとりあえず自分のことだ
本当だったら今頃は芸能界デビュー40周年記念公演中だった。やむを得ず11月に延期、と言っていたが延期はラッキー。そもそも箱(劇場など開催場所のことを“箱”といいます)は、大きな所は1年前に、すごいのは2年前に約束し、半年前ぐらい前にもなればまだ稽古をしてなくても、台本が出来てなくてもポスターが張られ、チケット予約が始まる。自分たちの公演が終われば、2日後ぐらいにはもう次の組の幕が上がる。人気の劇場はスケジュールがパンパンで空きがなく、春公演がダメになったからといって秋に、と簡単にはズラせないのだ。
なのでほぼ中止。楽しみだった五木ひろし公演も大ファンの山内惠介公演も中止。今回、私のファンの方から「初めて、初日の最前列のど真ん中が取れたのに……払い戻しました」と泣きの連絡が来ました。ごめんなさいね。でも中止じゃないの、延期なの。11月にやるからまたお願いいたします。正確に言うと、今年の5月までが40周年で6月からは41周年だから、11月は41周年記念公演になっちゃうんだけどね………。
仲良しの舞台人・松井誠氏も予定公演全てがストップ。現在自宅にて愛犬と、ひたすら自粛。赤信号のリーダー・なべちゃん(渡辺正行)もピアノ弾いたり、絵を描いたり(意外ね)、惠ちゃんも初のYouTubeに挑戦、みんなまた動ける日までなんとかやり過ごしています。に、しても、夏の甲子園も中止。もっといえば来年の東京オリンピック延期開催も揺らぎはじめている。11月公演もやばいか? だからといって準備しないわけにもいかず、ポスターを作りチラシを配り宣伝をしチケットを買ってもらって台本を覚えるのだ。