“兵役逃れ”は大罪…国籍放棄で国外追放されたアイドルも
その後は中国で活動を続けながら、韓国の国民に対して頭を下げて謝罪。一方でビザ発給拒否の取り消しを求めて訴訟を起こし、勝訴している。まさに愛国心のかたまりとも思えるが、18年が過ぎた今も国民の目は冷たい。「もうそろそろ許して入国を認めてもいいのでは」と思わなくもないが、それを口にすると韓国人からは「とんでもない!」と怒られる。「彼は自ら望んで米国人になったんです。今さら韓国に戻ろうなんて虫が良すぎる」という女性もいれば、男性にいたってはもっと厳しい。
「たとえ裁判で入国が認められても国民は許さない。今もユ・スンジュンの入国反対に多くの国民が署名していますよ」
実際、世論調査では7割がユ・スンジュンの入国許可に反対しているという。
一方、アイドルグループ「2PM」のテギョンはアメリカ永住権を持っており兵役免除だったにもかかわらず、これを放棄して入隊した。しかも模範兵に選ばれ、除隊した今は芸能活動を再開させている。放棄する国籍を間違えたユ・スンジュンの目にはさぞ苦々しく映っていることだろう。