夏ドラマで“強い女性たち”がズラリと並んだのはなぜか?

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「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)の相原メイ(多部未華子)は大手製薬会社のMR(医薬情報担当者)、「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」(NHK総合)の真野千晶(貫地谷しほり)はモンスター患者に悩む内科医で、いずれも家事や男子との付き合いはまったく苦手。ただ、仕事に対する一途な姿に、周囲は思わず応援したくなってしまう。“放っておけない”と思わせる女子は、組織の中で強い。

麻生久美子の桔梗隊長が特にいい!

 しかし、最強女子は「機動捜査隊MIU404」(TBS系)の桔梗ゆづる隊長(麻生久美子)か。夫と死別して息子を一人で育てながら、重大事件の初動捜査を指揮するエリート警視だ。警察という男社会にはびこる女性に対する偏見や差別も、見逃さない。男性上司が「さすが女性、細かいところによく気付く」なんて褒めるつもりで軽口を叩くと、「今、(この事案に)女性うんぬんは関係ありません」とさらりと言う。声高に非難しないところに、桔梗隊長の本当の強さを感じさせる。

 それにしても、「強い女たち」のドラマがなぜ並んだのか。

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