福士蒼汰「DIVER」ダークな装いに“令和の松田優作”を見た

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 初回放送後のネット上には〈普通の刑事ものではなく、悪vs悪のストーリー。期待以上に面白かった〉〈(同枠の)前作「竜の道」に続くハードボイルドな世界観。ハマりそう〉なんて好意的な声もあるが……。

「初回は〈これは何かの伏線〉と思わせるシーン、カットがいくつかあったので、それを後半どう回収するのか楽しみですけどね。ちょっと気になるのは、主演の福士さんの演技に対する“ダメ出し”の声が多いこと」

 そう語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「視聴率もネットの声も、実際にテレビを見る個々人にとっては何の関係もありません。それぞれの尺度で楽しめばいい」としながら、こう続ける。

「福士さん演じる兵悟には、冷徹な悪の部分と、周囲をだますために見せる別の顔という二重の演技が求められます。だから細かい部分に注文をつける人も多いのは仕方ない。でも、〈ダークな福士くんも素敵〉という声もありますし、スーツに黒縁眼鏡で潜入先のオフィスに入っていく場面では、その手足の長さから『甦る金狼』の松田優作さんを連想しましたね」

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